はじめに:アップデート後は設定の見直しが大切

iPhone SEは長く使える優秀なスマートフォンですが、
iOSをアップデートすると設定が初期化されたり、新機能が追加されたりします。

そのままにしておくと、

  • バッテリーの減りが早くなる
  • セキュリティが弱いまま
  • 新機能が使えない

といったトラブルの原因にも。

この記事では、iOSアップデート直後に必ずやっておきたい設定・確認ポイントを初心者やシニアの方向けにやさしく解説します。


① iOSバージョンを確認する

まずはアップデートが正しく完了しているか確認しましょう。

手順

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」→「情報」
  3. 「iOSバージョン」を確認

【画像:設定アプリ → 一般 → 情報 画面】

📌 正しくアップデートされていないと不具合が出ることがあるので、最初にチェックしておきます。


② バッテリー設定を見直す

アップデート直後はシステムがバックグラウンドで処理を行うため、一時的にバッテリーの減りが早くなります。

低電力モードをON

  • 「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」ON

【画像:低電力モードの設定画面】

📌 数日後に落ち着いたらOFFに戻してOK。


バッテリーの状態を確認

  • 「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」
  • 「最大容量」が80%以下なら交換検討

📌 アップデート直後はバッテリー劣化が体感的に進んだように感じることもあるため、実際の数値をチェック。


③ プライバシー・セキュリティ設定を確認

アップデートで位置情報やアプリ権限がリセットされることがあります。

位置情報サービス

  • 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」
  • 使うアプリだけ「使用中のみ」に設定

【画像:位置情報サービスの設定画面】

📌 常にONはバッテリーを消耗しやすいので注意


マイク・カメラの権限

  • 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」「カメラ」
  • 必要なアプリだけON

📌 不要なアプリに権限が残っていると情報漏えいの危険も


④ 通知・音量設定を確認

アップデート後は通知や着信音量が初期化されることがあります。

通知

  • 「設定」→「通知」
  • よく使うアプリは「バナー+サウンド」
  • 不要なアプリはOFF

【画像:通知設定画面】

📌 通知が多すぎるとバッテリーも無駄に消耗します


着信音・音量

  • 「設定」→「サウンドと触覚」
  • 着信音・通知音を確認、音量バーを調整

📌 シニアの方は最大音量+バイブONが安心


⑤ Wi-Fi・Bluetooth接続を再確認

アップデート後にWi-FiやBluetoothが切断されることがあるため再設定を。

Wi-Fi

  • 「設定」→「Wi-Fi」→自宅ネットワークを選択
  • パスワード再入力

Bluetooth

  • 「設定」→「Bluetooth」→イヤホンや車載機器と再ペアリング

【画像:Wi-Fi設定画面】

📌 通信環境が安定していないとアプリの不具合も起きやすいです。


⑥ iCloudとApple IDを確認

アップデート後にサインアウト状態になることがあります。

サインイン状態を確認

  • 「設定」アプリ上部 → 自分の名前が表示されていればOK
  • 表示されていなければApple IDとパスワードでログイン

iCloudバックアップをONにする

  • 「設定」→自分の名前→「iCloud」→「iCloudバックアップ」ON

【画像:iCloud設定画面】

📌 バックアップがないと、トラブル時にデータを失う恐れがあります。


⑦ アプリの動作確認とアップデート

  • 「App Store」→右上アイコン→「すべてをアップデート」
  • LINEや銀行アプリなど重要なアプリが起動するかチェック

📌 アップデート直後はアプリがiOSに対応しておらず動かないことがあるので、必ずアップデートしておく


⑧ SafariやメールなどApple純正アプリの設定確認

アップデート後は純正アプリの設定もリセットされる場合があります。

Safari

  • 「設定」→「Safari」→
    • ポップアップブロックON
    • 詐欺Webサイト警告ON

メール

  • 「設定」→「メール」→
    • アカウントのログイン状態を確認
    • 通知設定もONにする

【画像:Safari設定画面】

📌 安全性を確保する設定がOFFになっていないか確認


⑨ 新機能が追加されていないか確認

  • 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」→「新機能を見る」

📌 アップデートで追加された便利機能(ロック画面カスタマイズなど)を活用すると操作が快適になります。


⑩ 不要になった一時ファイルを整理する

  • 「設定」→「iPhoneストレージ」
  • 使っていないアプリや古い写真・動画を削除
  • 「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」

📌 アップデート後は一時ファイルが残りがちなので、軽く掃除しておくと動作が軽くなります。


シニアの方におすすめのシンプル設定

  • 文字サイズを大きくする
    「設定」→「画面表示と明るさ」→「文字サイズ」
  • ズーム機能をON
    「設定」→「アクセシビリティ」→「ズーム」
  • 緊急SOSをON
    「設定」→「緊急SOS」→自動通報をON

【画像:アクセシビリティ設定画面】

📌 操作を簡単にすることで安心して使い続けられます。


まとめ:アップデート後は「確認→最適化」で快適に

iPhone SEを長く快適に使うためには、iOSアップデート後の設定見直しがとても大切です。

  • バッテリー・通信・通知などの基本設定を確認
  • Apple IDやiCloudをチェックしてデータを守る
  • アプリを最新化して不具合を防ぐ
  • 新機能を取り入れて使いやすくする

これらを一度やっておくだけで、アップデート後も安心して使い続けることができます📱✨