後悔しないための完全ガイド(選び方・注意点・寿命・失敗回避術)


はじめに:なぜ今「中古iPhone SE」が狙い目なのか

iPhone SEは、Appleが展開するコンパクトモデルのiPhoneで、
性能は十分なのに価格はリーズナブルというコスパ重視のユーザーに人気のモデルです。

しかし、新品では入手しにくくなった**第2世代(2020年発売)や、現行の第3世代(2022年発売)**は、
中古市場で価格がこなれており、今こそ「お得に買えるタイミング」でもあります。

一方で、「中古スマホは不安」「壊れていたらどうしよう」「すぐ使えなくなったら?」という声も多く、
正しい知識を持たずに購入すると損をするリスクも大きいです。

この記事では、**中古iPhone SEを買う前に必ず知っておくべきこと(選び方・注意点・寿命・買ってからの設定)**を完全ガイドとして紹介します。


① 中古iPhone SEを選ぶときの基本知識

まずは、iPhone SEの世代や特徴を理解しましょう。

世代発売年主な特徴
第1世代2016年4インチ画面、小型軽量。性能はかなり古い。iOSサポート終了
第2世代2020年A13チップ搭載、指紋認証(Touch ID)、4.7インチ。まだ十分使える
第3世代2022年A15チップ搭載、5G対応、バッテリー効率アップ。長く使える

📌 現在「おすすめできる中古モデル」は第2世代と第3世代です。
第1世代はiOSアップデート非対応でセキュリティ的にも危険なので避けましょう。


② 中古iPhone SEを買うメリット・デメリット

メリット

  • 本体価格が安い(1〜3万円台)
  • 型落ちでも性能が十分(SNS・通話・動画視聴など問題なし)
  • 小型軽量で扱いやすい(シニアにも人気)
  • Touch ID搭載でマスク着用でも指紋認証できる

デメリット

  • バッテリーが劣化している可能性が高い
  • 外観にキズ・汚れがある場合がある
  • 保証が短い(または無い)販売店も多い
  • 5G非対応(第2世代)など機能が最新ではない

📌 コスパと性能のバランスが良いが、「状態の見極め」が最重要というのが中古SEの特徴です。


③ 中古iPhone SEを買う前に絶対に確認するべき10項目

1. バッテリー最大容量

  • 「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「最大容量」
  • 新品100% → 目安80%以上が安心
  • 80%未満は使用時間が極端に短くなる

📌 80%未満ならバッテリー交換代(約1万円前後)を価格に上乗せして考える


2. iOSアップデート対応状況

  • 第2世代:iOS18対応(2025年現在)
  • 第3世代:iOS18対応+今後数年サポート継続見込み

📌 iOSアップデートが切れているとアプリが使えなくなる・セキュリティに弱い → 必ず確認


3. SIMロック状態

  • SIMロックがかかっていると、特定キャリア以外で使えない
  • 2021年以降の販売分は原則SIMフリー
  • 中古ショップでも「SIMフリー」表記を確認

📌 格安SIMで使う予定ならSIMフリー必須


4. ネットワーク利用制限(赤ロム)チェック

  • 元の持ち主が端末代金を滞納していると「赤ロム」になる → 通信不能に
  • 中古ショップの商品ページに「◯△✕」判定表示あり
    • ◯:制限なし(安全)
    • △:今後✕になる可能性(避ける)
    • ✕:通信不可(買ってはいけない)

📌 「ネットワーク利用制限◯」の個体を選ぶ


5. 外観・画面の状態

  • 画面に割れ・液晶ムラ・ドット抜けがないか
  • フレームや背面に目立つキズや凹みがないか
  • カメラレンズにヒビや曇りがないか

📌 オンライン購入なら**「状態ランクA〜C」などを参考**にする


6. Touch ID(指紋認証)の動作

  • ホームボタン一体型 → 故障すると指紋認証が使えない
  • Touch IDが壊れていると修理が高額(ボタン交換で本体と紐付け再設定が必要)

📌 動作確認済みのものを選ぶ


7. ストレージ容量

  • 64GB/128GB/256GBが存在
  • 64GBは写真・動画ですぐいっぱいになる → iCloud活用前提

📌 長く使うなら128GB以上が安心


8. 保証・返品対応

  • 「初期不良は◯日以内返品可」「保証1〜3か月」など
  • 保証が無い業者は避ける

📌 「動作保証」と「赤ロム永久保証」があるショップが安心


9. 水没反応(液体侵入インジケーター)

  • SIMトレイ奥に水没マーク(赤くなっていたら水没)
  • 水没端末は将来的に不具合リスク大

📌 実店舗なら必ず確認、ネット購入なら保証付きに


10. 価格相場と世代差

  • 第2世代:1〜2万円台
  • 第3世代:2〜3万円台
  • バッテリーや状態次第で価格差大

📌 同価格帯なら第3世代の方が長く使えるのでコスパが高い


④ 中古iPhone SEの購入先ごとの特徴

購入先特徴メリットデメリット
中古スマホ専門店動作確認済み・保証付き安心・返品可やや割高
大手リユース店(ゲオ・ブックオフ等)店舗で現物確認可実物を見て選べる在庫が少ない
ネット通販(Amazon/楽天)種類が豊富・安い価格が安い動作確認なし・保証薄め
フリマアプリ(メルカリ等)掘り出し物がある最安価格が出やすい赤ロム・詐欺リスク

📌 初めて買うなら「専門店 or リユース店」で保証付き商品がおすすめ


⑤ 中古iPhone SEを買った後にやるべき初期設定

  1. SIMカードを挿す(格安SIMでもOK)
  2. iOSアップデートを実行
  3. Apple IDを設定
  4. バックアップから復元(以前のiPhoneを使っていた場合)
  5. 不要なデータ・プロファイルが残っていないか確認
  6. iCloud・探す(Find My iPhone)が前所有者のままになっていないか確認

📌 Apple IDロック(アクティベーションロック)がかかっていると使用不可 → 事前に解除済みか確認必須


⑥ 中古iPhone SEを長く快適に使うコツ

  • バッテリーを早めに交換(80%未満なら即交換推奨)
  • ストレージ不足にならないよう、写真・動画はiCloudやGoogleフォトに保存
  • 最新iOSを常に適用 → セキュリティ強化
  • 衝撃から守るためケース・ガラスフィルムを装着
  • モバイルバッテリーを持ち歩いて外出先でも安心

📌 中古でも正しく手入れすれば3〜4年は十分使えます


⑦ 中古iPhone SEの「再販価値(リセール)」も考える

iPhone SEは中古でも人気が高いため、状態が良ければ
2〜3年後に売却しても数千円〜1万円程度で買い取られることが多いです。

  • 外装にキズをつけない(ケース使用)
  • バッテリー交換後の領収書を保管
  • 外箱や付属品も保管しておく

📌 再販も視野に入れて大切に使うと実質コストを大幅に下げられます


⑧ 中古iPhone SEを選ぶ基準まとめ(初心者・シニア向けチェックリスト)

  • 第2または第3世代
  • バッテリー最大容量80%以上
  • iOSアップデート対応
  • SIMフリー
  • ネットワーク制限◯
  • ストレージ128GB以上推奨
  • Touch ID正常動作
  • 保証付きショップ

📌 これを満たしていれば「買って失敗」はほぼありません


まとめ:中古iPhone SEは「知識があれば超お得」

  • 第2・第3世代なら、今も十分高性能でコンパクト
  • バッテリー・iOS・赤ロムなど注意点さえ押さえれば安全
  • 初期設定・保証・再販も視野に入れると、実質コストを最小化できる

iPhone SEは、スマホ初心者やシニアにも最適な一台です。
中古でうまく選べば、高性能iPhoneを新品の半額以下で手に入れられます。