はじめに
iPhone SE(第3世代)には、「テザリング(インターネット共有)」機能があります。
外出先でノートPCやiPadなどをネットにつなぎたいときに活用できる便利な機能です。
この記事では、SE3 でテザリングを設定する手順から、接続時の注意点・トラブル対策までを丁寧に解説します。
テザリング(インターネット共有)とは?
「テザリング」とは、スマートフォンをモバイルルーター代わりにして、他の端末をインターネットに接続する機能です。
SE3 を使って Wi-Fi や Bluetooth、USB 経由で他端末を繋げられます。
ただし、通信量はスマホのデータプランに含まれるため、長時間使うと通信制限の対象になることもあります。
iPhone SE3でのテザリング設定手順
以下のステップで、テザリングを有効にして他の端末を接続できます。
1. モバイル通信をオンにする & テザリングオプション確認
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信(またはモバイルデータ通信)」をオンに
- キャリアによっては テザリングオプション契約 が必要な場合があります
2. 「インターネット共有(テザリング)」をオンにする
- 「設定」→「インターネット共有」へ進む
- 表示されたスイッチを「オン」に切り替える
3. パスワードを確認または変更
- インターネット共有画面に表示されているパスワード(8文字以上の半角英数字)をメモ
- 必要ならタップして変更可能(接続中の機器は切断されます)
4. 接続端末から Wi-Fi 接続
- 接続したい端末(PC、タブレット、他のスマホ等)で Wi-Fi 設定画面を開く
- 「〇〇のiPhone(または “iPhone SE” など)」という SSID を選択
- ステップ3で確認したパスワードを入力 → 接続完了
5. テザリング使用中の表示
- 他端末が接続中は、iPhone のステータスバー(上部)に緑色の帯が表示されます
- テザリングを停止したいときは、再び「インターネット共有」のスイッチをオフに
接続方法の選択肢:Wi-Fi / Bluetooth / USB
| 接続方式 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| Wi-Fi | 一般的な方法 | 多端末接続可能・設定簡単 | 通信距離・遮蔽物の影響を受けやすい |
| Bluetooth | 省電力・ペアリング方式 | 範囲が狭くても接続安定 | 転送速度がやや低め |
| USB | 有線接続 | 安定性・速度が高い | ケーブルが必要・端子使用中になる |
用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
よくあるトラブルと対処法
| 症状 | 原因の可能性 | 解決策 |
|---|---|---|
| インターネット共有が設定画面に表示されない | テザリング契約未加入、モバイル通信オフ | キャリアの契約プランを確認、モバイル通信をオンに |
| 接続できない・SSID が見つからない | Wi-Fi がオフ、SSID 隠し設定、電波干渉 | Wi-Fi を有効化、SSID 表示を確認、チャンネル干渉回避 |
| 接続しても通信できない | パスワード間違い、DNS・IP設定異常 | パスワード再入力、ネットワーク設定のリセット |
| 通信速度が遅い/途切れる | 電波環境・複数端末接続・帯域制限 | 利用端末数を減らす、近くに移動、2.4GHz ↔ 5GHz 切替(可能なら) |
| 接続がすぐ切れる | バッテリー節約設定、自動スリープ | 設定アプリでスリープ設定を見直し、節電モードオフに |
テザリング利用時の注意点
- 通信量の消費:テザリング使用中は接続端末が大量の通信を行うことが多く、データ量が急速に消費されます。
- バッテリー消費:電波発信+接続状態維持で、iPhone 本体のバッテリー消費が激しくなります。
- 発熱:長時間の通信は本体発熱を招きやすく、快適性が低下することがあります。
- セキュリティ:パスワードは強力なものを設定し、使用後はテザリングをオフに。
- 対応端末数の制限:キャリア・iOS の仕様によって接続可能な端末数が制限されることがあります。
まとめ
- iPhone SE3 では、「設定 → インターネット共有」で簡単にテザリング設定できます
- 接続方式(Wi-Fi・Bluetooth・USB)の特徴を理解して、用途に応じて使い分けましょう
- 通信量・バッテリー・発熱・セキュリティなどの注意点にも気をつけて、快適に使えるよう設定することが大切です
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