AirDrop を使えば、iPhone SE 同士や iPhone と Mac などの Apple 製品間で、写真・動画・ファイルを簡単にワイヤレスで送受信できます。本記事では、AirDrop の基本から使い方、設定手順、トラブル対処までをわかりやすく解説します。
目次
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AirDrop とは何か?特徴とメリット
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利用前の準備:条件と設定
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AirDrop で写真・動画を送る手順
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ファイル・連絡先・Web ページなどを送る方法
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受け取り側の操作と注意点
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AirDrop が使えない・検出されないときの対処法
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まとめ:まず設定すべき3つ
1. AirDrop とは何か?特徴とメリット
AirDrop は、近くにいる Apple 製品同士で、Wi-Fi や Bluetooth を使って直接データを転送できる機能です。ネットワーク接続がなくても動作するため、次のようなメリットがあります:
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写真や動画、ドキュメント、連絡先、Web ページなどを素早く送れる
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メール添付不要でデータ容量に制限が少ない
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送信先を限定できる(「連絡先のみ」「すべての人」)
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iPhone・iPad・Mac 間で同じように利用可能
iPhone SE でもこの機能を使えば、手早くファイル共有が可能になります。
2. 利用前の準備:条件と設定
AirDrop を有効に使うには、事前にいくつかの条件と設定を確認しておきましょう。
必須条件
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iOS バージョン対応:AirDrop 対応 iOS バージョン(通常 iOS 7 以降)であること
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Wi-Fi と Bluetooth がオンであること(AirDrop 有効時、自動でオンになることもある)
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iCloud にサインイン済みであること(送受信で本人確認に使われる)
設定方法
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コントロールセンターを開く
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iPhone SE(ホームボタン機種):画面下から上にスワイプ
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iPhone SE(Face ID なしでも新しい操作の場合):画面右上から下にスワイプ
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「ネットワーク設定カード(Wi-Fi/Bluetooth のタイル)」を長押し
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表示される拡張パネルで AirDrop をタップ
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「受信しない」「連絡先のみ」「すべての人」 の中から選択
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連絡先のみ:あなたの連絡先に登録された人のみ送信可能
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すべての人:近くにいるすべての AirDrop 対応端末から検出可能
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この設定を済ませておけば、送受信の準備は完了です。 iPhone SE 使い方解説
3. AirDrop で写真・動画を送る手順
実際に写真や動画を送る方法は以下の通りです。
手順
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写真アプリを開く
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送信したい写真・動画を選ぶ
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画面下の「共有」アイコン(↑マーク)をタップ
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共有メニューに現れる AirDrop アイコン を探す
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受信可能な相手が表示される
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送信先の端末名をタップ
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相手端末側で「受け入れる」を選択すると、転送が始まる
注意点として、相手の端末がスリープ状態の場合や AirDrop 受信設定がオフになっていると、送信先として表示されないことがあります。 iPhone SE 使い方解説
4. ファイル・連絡先・Web ページなどを送る方法
AirDrop は写真・動画以外のデータも送信可能です。以下のような種類を送れます:
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ドキュメントファイル(PDF、Pages、Keynote 等)
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連絡先 → 連絡先の詳細画面の共有から
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Web ページ → Safari の共有から AirDrop を選択
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地図の位置情報・メモなど
手順は基本的に「共有 → AirDrop → 送信先を選択 → 相手が受け入れ」になります。
5. 受け取り側の操作と注意点
受信側での操作や注意点は以下のとおりです。
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送信側がアクセスした相手端末に 「受け入れる / 拒否」 の選択肢が表示される
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「自分の写真に追加」 や 「受信フォルダに保存」 など、保存先を選択できる
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受信中に端末をスリープにすると通信が中断されることがある
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受信側の AirDrop 設定が「受信しない」に設定されていないか確認
こうした点に注意すれば、受け取り側の操作もスムーズに行えます。
6. AirDrop が使えない・検出されないときの対処法
AirDrop がうまく動作しないケースに備えて、原因と対処策をいくつか挙げます。
原因 | 対処策 |
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Wi-Fi または Bluetooth がオフ | コントロールセンターでオンにする |
受信設定が「受信しない」になっている | AirDrop 受信設定を「連絡先のみ」または「すべての人」に切替 |
送信先端末がスリープ状態 | 相手にスリープ解除してもらう |
範囲外(遠すぎて通信できない) | 近づけて再度試す |
OS バージョンが古い / 対応していない | iOS を最新版にアップデート |
これらを順に確認・修正していけば、多くのトラブルは回避できます。
7. まとめ:まず設定すべき3つ
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コントロールセンターで AirDrop の検出範囲を「連絡先のみ」または「すべての人」に設定
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送信したいファイル(写真・動画など)を「共有 → AirDrop」から選んで転送
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受信側の設定と通信状態(Wi-Fi/Bluetooth/スリープ)をチェック
これらを押さえておくだけで、iPhone SE で AirDrop を便利に使えるようになります。
もし AirDrop の応用技(フォルダ転送、複数同時転送、Mac とのやり取り手順など)も知りたいなら、それもお作りできますが、どうしますか?